シルヴィ・ギエム

November 01, 2011

シルヴィ・ギエムのボレロ

11-07_05Guillem

昨日、観てきました。
シルヴィ・ギエムのボレロ

封印してきた「ボレロ」を被災地のために盛岡で、無料で踊りに来てくれたシルヴィ・ギエム。

「震災前にこの作品を通して、私と日本の観客の皆さんの間に結ばれた絆を再確認するため、そしてこの作品の振付家、日本を心から愛していたベジャールの魂を日本へ連れてくるため」

来てくれたシルヴィ・ギエム。

「『ボレロ』は過去の思い出とともにあり、心を奮い立たせる強いエネルギーを与えてくれる作品。だから過去の絆を大切にしながら未来へ前進しなければならない今、『ボレロ』を踊るのはとても重要だと思う」

と言ったそうです。


あの独特のステップが、
心臓の鼓動のように思えた。

髪を振り乱し、飛び跳ね、
全身全霊で何かを伝えようとしているシルヴィ・ギエムがいた。

後半から、涙が止まらなかった。


興奮冷めやらぬまま、今日u-tubeで探してみたらありました。
途中からですが・・・。





ラスト、

ひざまづいて、
両腕を振り上げ、
こちらにカッと眼を見開き、
そして天を仰ぐシルヴィ・ギエムは

「生きよ!」

と叫んでいるようだった。


「命ある限り、力尽きるまで、生きよ!」

そう叫んでいるシルヴィ・ギエムの声を
私は確かに聞いたと思う。


その夜、大阪では叔母の通夜が営まれ、

洪水で大変なバンコクの友人は一日、土嚢を積んでいたそうだ。

電話で私のブログを読んでいることを知って嬉しかった。
先日紹介したノリシゲさんの「歩きましょう」。
何度聞いても泣いてしまうと言っていた。


吉里吉里のノリシゲさんの歌が、

バンコクの彼を元気づけてくれる。

シルヴィ・ギエムの踊りが

私たちに勇気をくれる。

moriokayoga at 23:22|PermalinkComments(2)TrackBack(0)