サルサ

March 29, 2009

言葉を超えて

昨日はサルサパーティでした。

仙台、秋田からの方もいらして、ni-ju店内は、満員御礼!でもどうにか踊れるものですね。踏んだり踏まれたりしながら、相変わらず回されてました。

ひとり、気になる男性の方がいて。

ニコニコ、ニコニコしながら踊っているんです。
で、相手の女性にステップを教えていたんですが、
しゃべらないんですよね。
ニコニコしながら、身振り手振りのみ。
音楽聴いて〜、見たいな手をしたり、
うん、うん、って大きく頷いてリズムをとったり、
とにかく楽しそうなんです。


ん〜・・・雰囲気が誰かに似てる・・・


・・・、・・・、!! ノッポさん!!

背が高いわけじゃないんですが、しゃべらないところと、優しそうな雰囲気が。


一度、踊りたいなとキョロキョロ目を合わせようとしていたのですが、なかなかチャンスがなく、ラスト1曲になったので、思い切ってお誘いしたんです。


なんか・・・
なんか・・・

しゃべらないけど、伝わってくる。

とってもリードが上手なんですが、上手な方は他にもいっぱいいて、いつも踊りながら、「右、うしろっ、前、ひだりっ、」なんて指導してもらっていたんですね。

でもその方は一切しゃべらない。

その代わり、リードする時の、押したり、引いたりする力に

グラデーションがあるというか・・・

バリエーションが豊富というか・・・。

うわ、微妙〜、・・・と思い、その微妙さの流れに乗るのに必死でした。

必死に力を抜いたというか・・・。

そしてニコニコ顔の表情が、

うまく回れると、そうそう、みたいなニコニコ顔、

うまく回れないで私が変な位置にいくと、

あ〜、ごめんね〜、伝わらなかったねぇ〜みたいなニコニコ顔。

あくまでも、私のせいじゃなくて、自分のせいだから、みたいな
残念そうな顔をするんです。

実際はその方がどう思って踊っていたかは分からないですが、初めてお会いする方と言葉以外のもので、コミュニケーションをとってるって、面白いなぁ・・・と、しみじみ思いました。


最近、「言った ⇔ 伝わってない」「軽いジョーク ⇔ 冗談になってない」

みたいな諍いがあり、そういう時って、わかってほしくて言葉を重ねても、かえってどんどん思いとずれていくなぁって感じていたので、とてもヒントになりました。


もっともっと、言葉以外で伝えられるものも、いっぱいありますよね。




moriokayoga at 21:54|PermalinkComments(4)TrackBack(0)