May 10, 2009

痛みと友達になる

先日、パワーヨガの後に、膝が痛いのが気になるという方がいて、
少しお話しました。

他のスポーツもしており、O脚気味なのも原因かもと。

私もすごいO脚+偏平足、膝と腰を痛めたのが原因でヨガを始めたので、
通じるものもいっぱいあり、
GWの講習でも膝のことを学んできたので、
少しでも痛みの軽減になればと実践してみました。

まずは、ここでは詳細を省きますが、
膝のいいアライメントをつくった状態で
本人に膝の曲げ伸ばしをしてもらいます。
そうすることで、靭帯が緩みます。

そして、O脚の方に多いのですが、膝がどうしても過伸展、
伸ばしすぎになってしまうんですよね。

ヨガを始めたばかりの頃、
トリコーナ・アーサナ(三角のポーズ)で
身体を傾けた方の膝が痛かったのですが、
それは、自分で体重にまかせて、
膝をぐいぐい押し付けていることに原因がありました。

その方も過伸展の傾向がありましたので、
膝をバチンっと伸び切るところまで押すのではなく、
曲げるわけではないのですが、
伸びきった状態のところからほんのちょっと、
いつでも緩める意識を持ってもらうよう伝えました。

私も実践してるのですが、
実はこれ、意識の上では結構気持ち悪かったりします。

ビシッと伸ばしきって、

ちゃんと膝を伸ばしてますっ!
ズルしてませんっ!!

って、誰かに宣言でもしたいような自分がいたんです・・・。
(これこそ、昨日書いた、ポーズに自分を合わせている状態、
そこに自由はありません)

それは置いといて・・・


アーサナ自体、膝をちゃんと伸ばすことで
エネルギーを自分の内側に引き寄せる意味もあるので
按配が難しいところです。

より、繊細な意識が必要です。

そしてO脚ということは、自然と外側にエネルギーが流れてしまっている
状態なので、よりスネ同士を寄せ合う力を使ってもらいます。

その上、太ももの骨が骨盤にカッチリとはまる、
ちょうどいい位置に持っていくためにも、
太ももを少し後ろに引くようにしながら、
内側から外側へ回転させるようにしていきます。

あ、でも何よりも最初に、
骨を筋肉で抱きしめるように、
足元からすべての筋肉を引き上げて
しっかりと骨に吸い付かせておくのです。
開いた足は内モモを使って寄せ合っておくのです。

なんだかこう書くとすっごい大変なようですが、




そうなんですっ!

やることいっぱいあるんですっ!!!



特に私みたいに、O脚だったり、偏平足だったり、膝が過伸展だったり
する方は、目白押しです。


でもそれは、より意識を向けていくことでもあります。


そう考えると、痛みがあるからこそ、

どうしてなんだろう、とより考えてみることが出来たり、

こうすればいいのかな?とチャレンジしたり、改善したりする場になり、

それで痛みがなくなれば、

そこには一般のマニュアルにない、微妙な自分の身体との付き合い方を
知ることが出来、より自分と仲良くなれる。


痛みが、恵みにもなる。


ってことで、


Mさん、お互い楽しみながら、

自分の中の、心地よいバランスを探っていきましょうね〜。




moriokayoga at 22:37│Comments(0)TrackBack(0) yoga 

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