May 09, 2008

フォーカスと思い込み

ヨガの基本呼吸に腹式呼吸があります。

胸は動かさずに、肋骨から下のお腹を吐くときに引っ込めて、吸うときはふくらませます。

動いてもらう時間を多く取りたいので、簡単に、わかりやすく(自分では!)“お腹が引っ込む、出る、”で説明してました。

今日はクラスでこの説明をしているときに、しきりに首を傾げている方が・・・。吐くときにお腹を引っ込ます、という考え方が馴染めないようです。引っ込ますと息をしづらくて苦しいとのこと。

う〜ん、そうですか。

ではフォーカス、意識の向けどころを変えてもらって・・・・

どう説明しましょ・・。

お腹に意識を向けないで、
肺だけに意識を向けてもらいます。

まず自分の2つの肺をイメージします。

吸って肺に新鮮な空気を満たしていきます。

なるべく胸が動かないよう、肺の下のほうを
意識して満たします。

肺に空気がいっぱいになったら、今度は吐いて
肺の中の空気がなくなっていく感じ。

肺だけをみつめて、吸って、
肺の下の方をいっぱいに満たして。

吐きながら肺が小さくなっていきます。

を何回か繰り返してもらって・・・


「吐いて、肺が小さくなっているとき、
お腹はどうなってますか?」

「・・あ、少しだけど、引っ込んでます」

「では今度は意識をお腹の方にうつして、
吸うと、肺の下の方が満たされて
肋骨の下にお椀を下に向けたようにくっついている
横隔膜が、押し下げられて、平らになる感じに
収縮されていく。

ので、内臓も押し下げられて、
お腹が出るような感じ。

吐くと、肺が小さくなって
平らに伸びていた横隔膜がもとの
お椀形の形に戻ってきて
その中に内臓が収まるので
お腹も引っ込んでいく。

そしてその感覚がつかめたら
吐くときに、意識的に
横隔膜のお椀形、ドーム状のところを
肺の中に突き上げるように
お腹を引っ込ませていく。


と説明していたらわかってもらえました。

フォーカス=意識の向けどころ=視点を
変えてみること。

誰もが持っている、その人の思い込みを
はずすこと。

この2つは、コーチングにおいて、
とても大切な考え方のひとつです。

肺や、横隔膜を説明していくと
混乱してわかりづらいのでは・・・

と、思い込んでいましたが、
きちんと詳しくお話した方が
ちゃんとわかっていただけました。

よかった♪

moriokayoga at 00:45│Comments(0) コーチング 

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