December 2009

December 31, 2009

降り積もる雪とともに

夕方から降り出した雪が、大晦日で人気のない街を
少しずつ白く染めていました。

深々と降り続き・・・なんだか本当にしんしんって
音がしているような静かな夜です。

暖かい部屋から眺める雪は、心も落ち着けてくれるようで
いつもならあ〜、雪かきしなきゃ、なんてブルーになりますが、
明日は元旦。
みんな一応お休みだからそんな心配することないですよね。


今年1年、本当にありがとうございました。

なんでもないあのテナントの一室が、
来てくださる方がいて初めてヨガスタジオとして成り立ちます。

ただのヨガ好きの人間が
来てくださる方がいて初めてインストラクターとして存在できます。

それだけでも奇跡です。

元気のない時でもスタジオに行くことで
逆に私が元気をもらって帰ってくることも多々あり、
まわりの方々からいただいているものの大きさに
この歳になって改めて気づいた1年でもありました。

来年も、よろしくお願いいたします。

そして最後に・・・

魔裟斗が勝ってホッとしています・・・

いっぱい勇気をありがとうっ!
(永ちゃんの紅白見逃してしまいました)

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December 29, 2009

プリンな夜

今年最後のレッスンはリストラティブヨガ。
なるべくポーズを楽に形作って、しばし呼吸に身をゆだねます。

年末の慌しい中、母の腰のヘルニアが再発してしまい、
日常のちょっとした動作もとても辛そうです。
「自分で歩けなくなったら、人の世話にはなりたくないよね」
そうか・・・。

歩けなくなったら、人様のお世話になるしかない。
でもそれは・・・ということ。


健康にまさる幸せはないよね〜。

最近、身近な友人との間で口癖になっています。
その友人も病気を抱えている家族がいることもあり、切実です。

そして本当にヨガをしていて思うんです。

自分も含め、
もっと自分の身体を可愛がってあげなければっ!って。
甘やかすのではなく、
もっともっと自分を可愛がっていきたいな。

身体が気持ちいいと言っていることにもっと
真剣に、意識的に耳を傾けていきたいな。

もうこの歳になったら自分しか
自分を可愛がってくれるような人はいないわけですしね!

うる覚えなんですが作家の五木寛之さんが
毎日夜お風呂で身体を洗うとき、
足の指、一本一本に
「今日もありがとう、ごくろうさま」
と言ってあげると何かの本に書いていたように思います。

お風呂でふと思い出してやってみたりしますが
意外となんだか心が和みます。
口に出すと本当に感謝の念が出てきたりしますし。

思い起こせばこの1年、たくさんの方々にお世話になってきましたが、
どうにか無事、動いてくれた自分の身体にも感謝です。
この身体があってこそ、お世話になったお礼もできるというもの。

健康ならいい、病気になっちゃダメだということではなく、

身体が発する信号を常に敏感にキャッチして、
丁寧に、手入れの行き届いた身体でいることが、
心の健康のためにも必要なんだなぁと思います。

今日のリストラティブヨガは、
この1年、一生懸命動いてきた自分自身の身体に感謝をこめて
呼吸と共に過ごしていただきました。

今日がスタジオの最終日。
ビックサプライズっ!
なんとKさんから手作りプリンをいただきました。

実は帰りに遅くまでやっているケーキ屋さん
「ラ・シェール」で自分へのご褒美ケーキを買って帰ろうと
目論んでいたのです。

そのケーキがこんな形で現れるなんてっ!
と勝手に思い込んで嬉しがっています。
Kさんありがとうございますっ。

フルフルでクリーミー夜中にも優しい上品な味〜。
来年もいいことがいっぱいありそうなおいしさでした。
ごちそうさまです〜。
CIMG1219

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December 28, 2009

情熱の火

今日は、わざわざ秋田から来られた方がいて
なんだか感慨深いものを感じました。
それは私のスタジオに遠くから来てくれたからということではなく、
私もその方と同じ気持ちで東京へ出ているんだなぁと思えたから。

何かを求めていてもたってもいられないような感覚。

最初はインストラクターの方かなぁと思ったのですが、
お聞きしたらそうではなく、

何よりもヨガが好きで・・・

とおっしゃってました。


何よりもヨガが好きで、
でも東京まではなかなか行けないのですが、
ほかのヨガもいろいろ受けたくて来ちゃいました、と。

夕方、新幹線で来て、レッスンを受け、また新幹線で帰られるとのこと。
正直、私のレッスンにそれだけの価値があるのか背中に汗・・・

ですが、私がここで書きたいのはそういう
自分のレッスンに対する言い訳や、ましてや自慢とかではなく、

私のことではなく、

私のレッスンが仮にどんなに価値がなかったとしても、

その方が秋田から盛岡まで来たという、
情熱の価値は変わらなくて、
私のレッスンの内容がその方の財産になるのではなく、
日帰りで秋田から盛岡まで来るという
行為そのものが、大きな財産になるんだと思えたのです。

その大きな財産とは何か。

私が今、自分の中で切実に実感していることから言えば、
その財産とは


情熱の火のことです。

情熱って、今現在は赤々と燃えているとしても、
永遠に、ひとりでに燃え続けてくれるものではないですよね。
ふと、気づくと
とても小さな、燃えカスになっていることもある・・・。

ちょっとしたことでも
何かをやってみる、
遠くても、
出かけてみる、

結果、何かを得たり、または損したと思ったりするかもしれない。

でも、

やった行為そのものの価値・・・
情熱の火は、
その間、燃え続けている。

今日の方に、情熱の火が燃えているのを見ました。

もらい火を受けた帰り道、零下の夜も心は温かでした。
ありがとうございますっ!

もちろん、他にも私の周りで一緒に仙台にミカさんのWSを受けに行った方や、
その後も仙台の講習を受け続けている方、
ヨガでなくとも
ちょっと内緒のセミナーを東京に受けに行ってる方と
頑張っている方はいっぱいいます。

来年も情熱の火を絶やさないように、
まめに火をくべていきましょうね〜。


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December 25, 2009

年末年始のお休みの変更

年末年始のお休みを
12月30日(水)〜1月3日(日)
とお知らせしていましたが、
下記のように変更させていただきます。

12月30日(水)〜1月12日(火)

長期のお休みに伴い、チケットをお買い上げの方は
有効期限を10日間延長いたします。

年明けにお越しになる方で、
チケットの有効期限が
2010年3月29日以前の方すべてが対象になります。

1月中はその他のお休みはありません。

金,土曜の不定期スケジュールはこちらです。

金曜日
1月15日,22日
18:30〜19:45アライメント
20:00〜21:15アドバンス

土曜日
1月16日,23日
11:30〜12:45パワービギナー
14:00〜15:15アライメント

私事で2週間の長いお休みになり、
特に定期的にいらしていただいている方には
大変ご迷惑をおかけするかと思います。
やる気のリズム、テンポも崩してしまうかと思うと
心苦しいです・・・。

新年の半ばからになりますが、
懲りずに通っていただけるとありがたいです。
何卒、よろしくお願いいたします。

moriokayoga at 23:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スタジオスケジュール 

December 22, 2009

長い夜に

今日は冬至ですね。
一年で一番夜の長い日。

秋の終わりの夕暮れに突然、
あ、もうこんなに暗くなっちゃたんだ・・・
とか、
春の訪れと共に日が長くなったなぁ・・・なんて
感じられるときって、なんだか嬉しいものです。

でもさすがに、今日は夜が一番長いなぁ、なんていう
微妙な感覚は、なかなか身体では感じられません。

でもそういわれると、ここ最近
夜の深まりを身体のどこかで薄々とは感じていたような気にもなります。


そう言われれば、そうだね・・・


ではなく、

いろんなことを、もっと意識的に、
感じ取っていきたいなぁと思う今日この頃。

moriokayoga at 23:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) daily life 

December 20, 2009

突き抜けるという魅力

週末は
EIKICHI YAZAWA
CONCERT TOUR 2009
『ROCK'N'ROLL』
武道館ライブに行ってきました。
まだまだ永ちゃんファンとしては新米。
ライブも3回目です。

今回は初めてタオル投げにも参加してみました〜。
見たことない方にはわからないでしょうが、
後半ラストスパートの決まった曲に合わせて、
永ちゃんグッズのタオルを投げるのですっ。
(前後左右の人に迷惑かけないようにみなさん気を遣ってます)

ライブは永ちゃんファンと「袖振り合う」のも醍醐味。
年齢層高いですっ。
おじさん、おばさん多し!
なんかこう、・・・それぞれの歴史も伺えて(独特の)
感慨深いものがあります。

永ちゃんがデビューして38年。
新米の私が言うのもなんですが、
みなさん、永ちゃんと共に年齢を重ねてきたんですね。

ライブ、サイコーでしたっ!

永ちゃんファンだと言うと、時々引かれます・・・。
あの独特の喋り方、言い回し、言動がかえってダサい、とかね。

アマゾンの書評で、「しかばね」さんという方が書かれてました。
『矢沢永吉は弱くて強い
矢沢永吉は優しくて厳しい
矢沢永吉はかっこわるくてものすごくかっこいい』

そうなんですっ、

かっこわるくてかっこいいっ!

裏表の対極のエネルギーが、
普通はどちらかを見ているときには反対側が見えないのに、
永ちゃんの場合、両面同時に、真正面から、
裏表だけじゃなく、もっと広がりを持った多面体の魅力で
人の魂を揺さぶってくるっ!!

武道館1万5千人と対峙するド迫力の存在感。

ひとりの人間の理屈抜きの存在が
1万5千人の魂を鼓舞していました。

自分も何かやらずにはいられないような、
そんなエネルギーを受け取った夜でした。


ファンになったきっかけはこの本。
アー・ユー・ハッピー?
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star40歳の今、私は読みました。
star偉人、《矢沢永吉》。
star矢沢永吉はかっこいい

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それまでも身近に筋金入りの永ちゃんファンがいて
影響は受けてたのですが、この本を読んで
自分の中の何かにスイッチが入った。
この本にはある地点を突きぬけた人間の
後は広がっていくばかりのまばゆさが描かれています。

2001年に刊行されたから、今から8年前。
「アーユー、ハッピー?」と問われ、
自分の思い込みの殻の中に閉じこもり
答えに言い淀んでいた自分がいました。

今、笑顔で、一点の曇りなく言えることが嬉しい。

Yes、I'm Happy。

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December 15, 2009

目の前にいる人が大事

今日はとっても恥ずかしいことをしてしまいました。

友達と話していた時です。

言われたくないことを言われ、感情的になり、
挙句の果てに泣いてしまいました・・・

悔しくて。


彼女は心を込めて私に謝ってくれました。
言ってはいけないことを言っちゃったねと言って。

そして、

でもなぜ自分がそんなことを言ったのか、
その考えに辿り着いた彼女の過去の歴史を語ってくれました。


納得しました。

知らなかった彼女のこともまたひとつ知ることができた。

彼女にきちんと向き合って話をしていれば、
別に私が感情的になる話でもなかったのです。

そういうことを言う彼女って、どんな人なんだろう、
何か過去にあったのかな?って、
もっと前向きに彼女の方に興味や意識を向けていたら、
あんな話の展開にはならなかった。

でも私は彼女の発した言葉だけを切り取って自分の方に引き入れて
勝手に感情的になってしまった。

彼女とその場で時間と空間を共有していながら、
言葉だけをやりとりして、
自分のことしか考えてなかったことに気がついた。

そういうこと、案外多いのかもしれない・・・。


今、一緒にいる人にきちんと向き合って、
その人との大切な、楽しいひとときを過ごそう。

今をもっと充実させていこう。


とんだ失態を見せちゃったけど
前よりまた少し仲も深まったような気になっている夜です。
来年はお互いもっとハッピーになろうねーっ!!

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December 12, 2009

損する智慧

石井裕之さんとひろさちやさんの対談を読みました。

「損する生き方」のススメ (Forest 2545 Shinsyo)「損する生き方」のススメ (Forest 2545 Shinsyo)
著者:石井裕之
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一般的な知恵というのはどうしたら自分が得をするか、
損をしないですむかという損得の知恵でもある。
そういう世間の知恵に縛られるのはやめて、
仏教の「般若の智慧」のおしえにある、
「損する智慧を磨け!」という話があり、とても唸ります。

というのも、パッと聞くと一般的な知恵の考えとまったく逆の発想で
何か気づいたような、わかった気になるのですが、
よく読むとなかなか深いのです。

まずはどんなふうにしたら「損する智慧」をもてるか。

考えてみると、自分自身、毎日の生活の中で、
少しでも自分が得をするようにアンテナを張り巡らしていることに気づきます。

品物はちょっとでも、誰よりも安く買いたい・・・
本を買うときも何冊目か下のきれいなのを取ったり・・・
少しでも多く店員さんからのサービスが欲しいと思ったり・・・
映画館や、食事しに行ったり、新幹線に乗るときも、
少しでもいい席に座りたいとか・・・
もらえるものは少しでも多くほしいとか・・・
挙句の果ては、誰かが自分より得してると思うと落ち着かない!?など。

ひろさちやさんは
まずは、自分に見合った損をしろ、
と、おっしゃってます。
それぞれの人がそれぞれの立場で損の仕方を考えることです。
みんながみんな闇雲にめちゃくちゃな損をしろと
おしえているわけではないのですから、
自分はどの程度の損をできるか、
それを考えろというのです。そこが智慧の智慧たる所以です。

自分にできるちょうどいい損をすればいい。
それぞれの立場で損をする智慧を磨くわけです。

自分ができる範囲の損をちょっと実践すると、
ちょっと得する人ができて、その人も自分に見合った損を実践する。
すると、損する智慧が順繰りにめぐっていって、
結局はみんなが豊かになる、ハッピーな気持ちになる。
反対に、みんなが自分だけは得をしようなんて考えると、
逆の連鎖が働いてしまう。
今の社会にはそういう面がある。
「損する智慧」というのはだから、みんなが気持ちよく、
幸せになれる教え(石井さん談)


でもそれがまた、
・・・ここからが難しいのですが、

「損する知恵」を素直に実践しようと思う人でも、
じつはそれによって、
最終的には何か得をしようと思っている心が潜んでいる。
究極的には救われたいとか、
立派な人でありたいとか、
天国に行きたいとか。
だから「損するために損をする」という境地に至れたら、
それは実に尊いことですね(石井さん談)

おっしゃるとおりです。
「損して得とれ」という諺がありますけれども、
あれとは違います。
あれは方便として、一時的には損だけれども
結局は得することを考えているからです。
そうじゃなくて、自分はどれだけ損することができるか、
と考える智慧です(ひろさちやさん談)


・・・まるで悟りの境地です。

途方もなくなると共に、
自分の行動のほとんどが
『何かを得るために何かをする』
という公式が多いことに改めて気づかされます。

最終的には「損をする智慧」の核は、
仏教の「布施」にあるとひろさちやさんは仰ってます。
「布施」というのは、
積極的に誰かに何かをしてあげなさい、施しなさい、
ということではないんですね。
私たちの貪りの心をなくすことです。
貪らないこと、欲をかかないこと。
損する智慧の要諦もそこにあると考えて欲しいと思います。

自ら損をして相手に恵んであげるというのは二義的なことなんですね。
大切なのは、欲張らない心だと(石井さん談)

自分が持っているものを相手に与えたり譲ったりすると、
それがいいことだとしても、
自分はいいことをしたんだという
エゴが満たされるような側面もでてきます。
ところが、最初から何も取ろうとしなければ、
ほんとうの意味での布施になる(石井さん談)


損というのも、
自分がいっぱい取った後に相手にあげるのではなく、その前の段階で、
自分に出来る範囲の損をして、自分が持たないでおく。

そのくらい、なくてもいい、
手に入れようと思ったら入るけど必要以上に欲しがらない。

それが「損する智慧」。

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December 10, 2009

身体の深い部分が反応

もともとは腰痛を治そうと公民館で週イチで始めたヨガ。
隣りにいたご年配の方より硬い自分の身体に驚きをかくせませんでした。
焦って、無理して、今度はヨガで身体を痛めたり・・・バカです。

そんなんでしたので、道具を使うアイアンガーヨガに出会ったとき、
あっ、これだ〜っ!
って嬉しかったのを憶えてます。
身体に負担をあまりかけず、でもポーズの気持ちよさがよくわかる。

『ヨガは角度の科学』

と「火の呼吸」の小山一夫先生がおっしゃっていたように、
正確にすることで身体のどの部分に効いているのかがよくわかる。

スタジオでもベルト、椅子、ブロック、ブランケットなどを使ってましたが、

ず〜っと


欲しいなぁ〜・・・

欲しいなぁ〜・・・

なくても代用できるけど・・・

あったら楽しそうだなぁ〜・・・



と思っていたのが、これです、CIMG0039


ボルスターっ!!

来年に向けてやっと購入の決意を固めました。

どれにするかでまた悩み、取り寄せてみました。
右からイージーヨガ
アイアンガーヨガのNishitani STYLE
ヨガワークスのものです。

それぞれとってもいいところと、惜しい点があり、
なかなか決められなかったのですが、
イージーヨガに決めました。

最終的な決め手は・・・実は香りなんです。

イージーヨガのボルスターにはジェル状に固めたラベンダーが入っていて
ほのかな香りがなんともいい感じなんです。

悩んだ割りには本筋と関係ないところで決めたみたいですが、
頭ではなく、身体が反応したようです。

来年、リストラティブヨガの養成講座でいらっしゃる
伊藤朋子先生も使われています。

スタジオで見かけたら使ってみてください〜。



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December 08, 2009

ふるいを水で満たす

先月のアヌサラヨガのトレーニング中にも、たびたび瞑想の時間がありました。

私たちがかしこまって大げさに構え始めると、
「そんな風に今から瞑想するぞーっみたいな感じにならなくていいよ。
もっとリラックス、もっとカジュアルに♪」

と、ジョーダン先生は柔らかくダンスするように身体を揺らしたり、
ちょっと鼻歌を歌いながら、
あくまでも普段の生活のひとコマとして、
自然に呼吸をみつめていくよう私たちを促してくれました。


最近テレビをつけるとお目にかかる茂木健一郎さん訳の
「脳にいいことだけをやりなさい!」
マーシー・シャイモフ著にこんなことが書いてあり、引用します。


 瞑想には、マントラ(聖なる祈りの言葉)を唱える、呼吸に集中する、黙想する、イメージする、音楽を聴くなど、さまざまなタイプがありますが、要は心静かに自分のもっとも深い部分を見つめ、純粋な状態に戻るということがポイントです。

 瞑想がどのようなものかをわかりやすく説明した話があります。

 ある賢者が弟子たちに瞑想はどういうものかと尋ねられ、こう答えました。

「それはふるいで水を満たすようなものです」
 
 弟子たちはわけがわからなくなりました。ふるいを水で満たすことなどできるはずもありません。
 
 ある弟子はそれほど難しいものなのだと解釈し、またある弟子は一瞬しか効果が得られないものだと解釈しました。彼らはがっかりして、そこで瞑想をやめてしまいましたが、一人の弟子が賢者の前に進み出て、「それはどういうことなのでしょうか」と説明を求めました。

 賢者はその弟子を海辺へ連れていき、「これを水で満たしてみよ」とふるいを手渡しました。弟子はふるいで水をすくってみようとしましたが、当然水はすぐに流れ出てしまいます。

「貸してみなさい。こうすればよいのです」

 賢者が弟子の手からふるいを受けとって海に投げ入れると、ふるいはたちまち沈んでいきました。

「これでふるいは水で満たされました。そして永遠に満たされたままです。瞑想とはそういうもの。精神を少しずつすくうのではなく、精神の海に入って、日々そこに浸っているということなのですよ」



おお〜〜っ!!と目からウロコ。

このたとえ話、イメージしやすくって、
わかりやすくって、とっても好きですなんです。
読んだとき、これからの瞑想がより気持ちも軽くできそうな気がしました。

本でもこれほど価値ある時間の使い方はありません、と
1日15分の瞑想をすすめています。

私も毎日やっていると言えば嘘になりますが、
普段はするように心がけています。

続かない日が続くと、この本のように瞑想はいいよ〜っと
書いてある本を読み返してモチベーションを上げるんです。

ということは・・・

そうです、

最近またやらない日が続いたので、読み返してみた次第です。

「脳にいいこと」だけをやりなさい!「脳にいいこと」だけをやりなさい!
著者:マーシー・シャイモフ
販売元:三笠書房
発売日:2008-11-07
おすすめ度:3.0
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