June 15, 2013

エリック先生ってどんな人? オモシロブログ第1弾!!

profile_eric
7月30、31日
エリック・ストーンバーグ先生のWS、

『キャンドルライト マジック』
ラジャナカ・タントラ哲学の夜


本当にっ!心からおススメ〜なのですが・・・そうは言ってもエリック先生の情報が少ないですよね。実際、私もお会いしたことがなく・・・。



スパンダヨガの久美子さんが留学中にNYでエリック先生のクラスを受けていて、どんなに面白かったかという話を聞くにつけ、お会いしたい妄想が募り・・・・・・まぁ、それだけで盛岡にもお呼びしてしまうわけなんですが。

で、今回の通訳かえこさんにお願いして、
エリック先生のブログを翻訳していただきました。

ちょっと・・・かなり??長いですが、面白いです〜〜♪

これからWSまで3回にわたり、エリック先生からのお墨付きのブログを
ご紹介します。

第1弾は2011年11月7日、ハロウィンの模様も綴られています。
原文はこちら

古代と現代の時空をカジュアルに飛び回って思考を巡らせながら、
自らも大胆に周りの人たちとコミットして
軽快に人生を楽しんでいる姿。

そしてハヌマーンという存在の消化の仕方・・・さすがです。

こちらを読んでいただけると、
エリック先生がグンっと、身近に感じられるのではないでしょうか?


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『Who’s Afraid of the Big Bad Wolf? Tra la la la laah』
「狼なんか怖くない ラララララ〜」
2011.11.7

hanumanthaこのところ、親しくしている生徒たち何人かに、ハヌマーンに関する教えやプラクティスを指導してほしいと頼まれている。週に1回のタントラ哲学と瞑想のクラスを教え始めて2年になるが、正直に言うと、このハヌマーンというキャラクターは避けてきた。捉えどころがない。変身もする。ハヌマーンの本質がつかめたかと思うと、また分からなくなってしまう。表面的には、あるいは信仰の対象としては、十分付き合いやすいキャラクターだ。でも、何年にもわたり研究する中で分かったのは、この猿、見掛けをはるかに超えるものがある、ということ。だから、本腰を入れてハヌマーンと向き合うことにした。大好きな先生であるダグラス・ブルックスとともに何週間にもわたりハヌマーンを学んだ際のノートを読み返しながら、ハヌマーンの教え、物語、そしてプラクティスに自分の心を注ぎ込んだ。

私が学んでいるタントラの流派であるラジャーナカ・ヨガでは、パンチャムカ・アンジャネヤという名のハヌマーンが特に好まれている。この“アンジャネヤの5つの顔を持つ息子”は大したやつだ。頭が複数ある神は他にもいるが、このハヌマーンの5つの顔は全て異なっている。変身者だ。ここ数週間、それぞれの顔について理解が深まるのを楽しんでいて、今週の木曜日からはヴィラヨガで皆とシェアしようと思う。

最近は、自分自身の内なる変身者をも尊重している。というか、表面化させている。さて、ドラマ「トゥルーブラッド」(頼む…見てると言って!)に出てくる、たくさんのイケてる超常的な登場人物の中で私が気に入っているのは…一番のお気に入りは…サム・マーロッテ。色っぽくて、カリスマ性があって、葛藤していて、危険。それって、この番組の登場人物全てを言い表してるじゃないか…ってことは、自分でも分かっている。でも、今もこれまでも、サムにはとにかく思い入れがある。そして、その理由が分かり始めてきた。

sam_trammell









ハロウィーンの日、私は、おばあさんの寝間着を着た“大きな悪い狼”の格好をして、息子のジャスパーとトリック・オア・トリート(お菓子をねだり)に行った。ハロウィーンに顔が完全に隠れる覆面をしたのは初めてだったと思う。世間に対して私の“真のアイデンティティ”を完全に隠してしまう覆面。小さい頃はドラッグストアで売っている、紙製の仮面とビニール製の前掛けのような衣装のセットが欲しかったが、母は手作り衣装を好んで着せた。だから、今回の衣装にはワクワクした。

ハーレムでは伝説的な菓子ねだり街区となっているコンヴェント・アヴェニューとハミルトン・テラスに行った。妻は赤いケープを身に付け、いつもながら美しかった。ジャスパーは、かわいいミイラに扮していた。でも、仮面ナシ。仮面は怖すぎるから。来年は家族で衣装を合わせよう。今年のハロウィンの夜は、ひんやりしていた。それでも何百人もの子どもが外に出ていて、多くのマンションがハロウィンの飾りつけを目いっぱいしていた。ニューヨーク市での菓子ねだりは、たとえ月曜の夜であっても、面白い。私が幼い頃過ごしていた郊外に比べて、ニューヨーカー達は概して太っ腹だ。どの家でもジャスパーは手のひらいっぱいにお菓子を貰って来る。一口サイズのトゥイックス(Twix)1つだけ、なんてことはない。ハロウィーンのニューヨーク市には、正真正銘の寛容さがある。お菓子の量に限ったことではない。ここでは、自分を解き放っていいのだ。何でもあり。いつも以上に。貰ったお菓子を入れる袋はすぐに一杯になるし。話が逸れてしまった…

私にとって一番興味深かったのは、覆面をした自分に対する人々の反応だった。多くの大人たちは文字通り、私が目に入っていなかった。文字通り。子どもたちが私のすぐ近くまで来て私のことを指差すまで、親は気付かなかった。身長180cm超の狼が目の前に立っているのに気付かないなんて、どういうことだ?(ヨガでは、このような人のことをパシュ、つまり牛と呼ぶ。周りを見ることなく、噛むことに専念している) こういう人がたくさんいた!大きな悪い狼は敢えて見ようとしないのか?私たちは結局のところ、見ようとするものしか目に入らないのだから。

一方、私のことを見て、そして私を避けた大人もいた。危ないものとは接触しない方がいいから。それから、何人かのよちよち歩きの子どもを泣かせてしまった。それは、楽しくもあり、悲しくもあり…。あと、何人もの3歳児スーパーヒーロー達が戦闘態勢に入り、小さなスパイダーマンには本当にやっつけられそうになった。

spidey











何人かの10代の少年たちには、もう3匹のこぶたを食べたのかと聞かれた。残念、それは違う物語の狼。でも、そっちの狼の方が、男性の心にもっと強く響くのかもしれない。きっとそうに違いない。その昔、男性の体育教師が3匹のこぶたの話をしてくれたが、先生は生徒たちに怠けと遊び(手を抜いたこぶたたち)ではなく、勤勉(働きもののこぶた)という感覚を植えつけようとしたのだ。

一番面白かったのは、「ねぇ、大きな悪い狼さん、一緒に写真を撮ってもいい?」と寄ってきた10代の女の子たちや、「今晩、私の寝室に忍び込んでくれない?」と言い寄ったお母さん。また別の人は、「まぁ、なんて広い肩なの?私を抱きしめるため?」と。こんなに気のある素振りをされたのは、何年ぶりだろう。初めてかもしれない。赤ずきんちゃんの格好をしていた13歳の女の子に会ったが(年齢の割りには、ちょっと色気があり過ぎた)、彼女は、外で私に遭遇するように祈っていたと言う。私が頭をかしげて気取って立っている隣で、その赤ずきんちゃんは女友達と純情げなポーズを次々と決めながら、何十枚も写真を撮っていた。

仮面を被ると、今までとは違った関係性で世の中に迎え入れられる。自分を広げ、自分自身についてより良く知ることにも繋がる。ヨガの流派の多くは、仮面や装いを人間性の問題点と捉える。「その下にある真実に辿り着かなければならない」と。私の学ぶ流派では、人間性の真実というものは様々な仮面や装いを通してしか知ることができない、とする。その仮面を外すのではなく、ヨガが仮面を作る機会となるのだ。その方がいい。どうりで、サム・マーロッテが大好きなわけだ。5つの顔を持つハヌマーンは、このような創造力の模範的な存在。私たちの内側の、アイデンティティが柔軟になる数少ない部分へも、ハヌマーンは跳んでいくことを厭わない。あなたは、跳んでいく気があるだろうか?その気があるならば、こんな感じになるかもしれない:

mummy1






















bigbadwolf2



















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いかがでしたでしょうか?

おばあさんの寝間着を着た“大きな悪い狼”姿のエリック先生・・・

お茶目♪♪

第2弾もどうぞお楽しみに!

通訳のかえこさん、ありがとうございましたっ!!




岩手 盛岡 yoga studio シャンティシャンティ


moriokayoga at 23:09│Comments(0)TrackBack(0) WSのこと 

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