November 20, 2011

復興食堂 in 野田村

昨日の雨もあがっていました。
朝もやの中から秋晴れの太陽が気持ちよく広がった
素敵な紅葉の中を支援物資のトラックに乗せてもらって走ること3時間。

運転してくださったのはsaveiwateのスタッフTさん。
ご本人も宮古で被災されて一人きりに・・・。

漁師さんだったのですが、盛岡に引っ越されてしばらくは
毎日おひとりで辛い日々を送っていたそうです。
縁があってボランティアとしてsaveiwateで働くようになり
今では忙しい毎日です。
外に出る機会が出来て、人と出会ったり話したり出来る今は、
前より楽しいとおっしゃってました。

一人で家にいる時の心の闇の深さと暗さを自ら体験しているTさんは
本当に、これから心のケアが必要になる、
自分のように、一人で何処にも出ずにいる人達が必ずいる。
そんな人達に少しでも、イベントなどで外に出る機会を与えてあげたい。
と、おしゃってました。

支援物資の男性衣類にはLLがないんだと嘆いていたTさんは
空調やラジオの音量を小まめに調整してくれる、とっても繊細な方。

Tさん、乗せていただき本当にありがとうございましたっ!



現地では朝早くから用意していたスタッフで活気づいていました。野田村 006野田村 008










野田村 001

松ぼっくりをクリスマスツリーに見立てて飾り付けをしたり、(これ可愛いっ♪)

自分でドライリーフを組み合わせて栞を作る、セラピーも兼ねた教室もありました。

この栞もまた素敵です〜。見ているだけで癒やされました。
野田村 004野田村 003








と、開始時間まではウロウロしながら写真撮ったりしていたのですが、
始まったらてんやわんや!

本来なら時間を区切って2クールやる予定だったのですが、
皆さん、ほとんど復興食堂に食事に来た方々。

ちょこちょこ覗きに来た方を誘い入れ、
個別対応していて集まってきたらみんなで動く・・・
を繰り返していたら、あっという間に終わっていました・・・。
(なので写真もなく。。。)

久慈でヨガをされている
「shanti moon yoga」のしのぶさんも遊びに来てくれて
ちょこっとだけお話出来たのも嬉しかった。
しのぶさんにとってもこの会場近辺の野田村は庭のようなもので
昔の思い出がいっぱい詰まっている場所。

すぐ先には壊れた建物がそのままになっていました。

馴染みが深いだけにイベントで盛り上がっているのを見るのは
嬉しいとおっしゃってました。

ヨガに来られた方、ひとりひとりと少しづつですが、
お話も出来ました。

小さなお子さん連れの若いお母さんでヨガに興味ある方が多かったです。
ひとりの時間が持てない大変さもつくづく感じました。

私の毎日の生活の中で、自然に生活の一部になっている、
一人でヨガを練習する時間があります。
静かな場所で一人っきりで静かに自分と向き合える時間。

当たり前に思っていたそんな時間のありがたさに今更ながらに気づきました。

この先の11回あるイベントの中で、
来てくれた方々に少しでも
自分の内側の静かな場所でリラックスしてもらえるよう、
今日のてんやわんやの反省を生かし、
工夫していきたいと思います。

次回は12月3日(土)
田老グリーンピア内アリーナであります。

お近くの方はぜひ足を運んでみて下さいね。

moriokayoga at 21:32│Comments(0)TrackBack(0) 震災後のこと 

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