October 24, 2011

吉里吉里の廃材カフェBar Ape

昨日は新聞で知ったばかりの吉里吉里のカフェバー Apeにも行ってきました。
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カフェを経営しているのはノリシゲさん家族。
ノリシゲさんは奥様と東京で音楽活動をしていたのですが、
震災の2日後には、実家に戻ってきました。
「浜のミサンガ」のCMにも流れています。


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お父様が
フェアトレードのコーヒー豆を
丁寧に煎っていました。
趣味で持っていた釣船は
北海道で見つかったそうです。
この日は22℃を超す夏日!
終わった後の生ビールを飲んでいる姿、幸せそうでした♪

DSC_0008埼玉から戻ってきたお兄さんが作る煮干しラーメン。
添加物ナシでさっぱりしているのですが
チャーシューのコクも出ていて絶品です!
お母様の実家が「まつや」というラーメン屋さんだったそうで、
その時の味を受け継いでいる、どこか懐かしい味。

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お店は11:00〜23:00頃まで。

ノリシゲさんはカフェ担当。
メニューはその他
釜炊き塩おにぎりや
デザートには
お母様手作りのお餅なども。


丁寧に豆をその場で挽いて入れてくれるコーヒー。

周りにはまだ何もないこの場所で嗅ぐコーヒーの香りは、
またここに人が集まり、
音楽が奏でられ、
おしゃべりと笑い合う声が響くことを予感させる香りでした。

実は土曜の夜、時間が無かったのですがちょっと行ってみようと、
暗くなりかけた吉里吉里に入りました。

何もなくなってしまった場所にポツンと建ったローソンの裏手に
そこだけ淡い光りを放っている場所があり、すぐわかりました。

廃材を使って、自分たちの家のあった場所に、
基礎はそのままに少しづつ造りあげたおしゃれなカフェバー。
いろんな方がお手伝いしてくれたとのことで、
たくさんの人の思いが、詰まっているのが、
椅子やテーブル、ストーブや、流木の棚のひとつひとつに感じられて
なんだかとっても居心地良いのです。

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翌日またどうしても行ってみたくて、再度、濱ちゃんと遠野から吉里吉里へ。なんと、濱ちゃんの高校の同級生の親戚であったこともわかり、濱ちゃんもビックリ!

その方のご両親も見つかっていません。

堤防のない海が、すぐそこに見えます。

お昼時でもあり、次から次へと
人が引き寄せられるように集まってきていました。

そしてなんとラーメンは完売してしまい、
残念そうに帰っていく人もたくさんいました・・・。

オープンしてから初めての日曜日で予想外の入りだったみたいです。


食材のひとつひとつにもこだわって、
身体にいいもの、地球にいいものを使って、
あるもので始めていく、
できるところから進んでいく。

気負いのない、でもしっかりと今、ここに立っているノリシゲさん家族。
こういう場所を作ると、本当に、人は集まってくる。
人が集まることで、元気が生まれる。
その場に行って、そのエネルギーを感じてきました。

ノリシゲさんと2日にわたり、いろいろお話しました。
イベントもしましょうと話し、これをきっかけに
繋がっていきたいと思っています。

改めて、ノリシゲさんはこんな活動をされている方です。

吉里吉里元気プロジェクト

moriokayoga at 14:47│Comments(0)TrackBack(0) 震災後のこと 

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