September 25, 2011

けいこさんのヨガ教室 ひとり反省会

9月17〜19日にかけて、
東京からいらっしゃったけいこさんと一緒に
遠野に宿泊しての2泊3日、いろんな話をしました。

曲がり家で枕を並べながら、
ヨガのクラスのことや、
これからそれぞれがどんな風に
自分の出来る範囲で支援を続けていったらいいのか、などなど・・・。

住田町でのクラスの時に、
「気持ちよく、いっぱいに息を吸いましょう、」
と言ったところ、
「息を吸うことに抵抗がある」
とおっしゃった方がいたそうです。


ものすごく、

ものすごく、叫んで、

いっぱい、いっぱい吐き出したから、


吸うことがトラウマになっている・・・

と、その方はおっしゃったそうです。


ヨガの後の、ほろっ、と漏らした一言の重さを
けいこさんは噛みしめていました。

そして遠い東京から今後も支援していく
その方法や方向を悩んでもいました。

私も同じです。

なんとなく、中途半端に通いながら、
いつも悩みを抱えて帰ってきています。


でも、今回のそのお話、

初めて会ったけいこさんに
その方が、そんな一言を・・・

「息を吸うことにトラウマがある・・・」

という一言を、吐露できたことだけでも、
今後、その方の心の傷が少しづつ回復していく
きっかけのひとつには・・・なるのではないでしょうか・・・。

(心理療法的にそういうことが本当にいいのか
正確なところはわからず言ってますので、反論もあるかとは思いますが)

そしてそのような言葉に、どう応えていくのかという、
私たち自身の課題も見えてきます。

2日間に渡っての、けいこさんのヨガ教室、
そんな一言をいただいたことだけでも、意義のあるものだっと思っています。

けいこさん、遠いところからお疲れ様でした。
そして本当にありがとうございました。


ストレッチすることで、改めて、
あれ、自分っていつも縮こまってるかも・・・
とか、
あ、もっとゆっくり呼吸ってしていいんだ、
など、感じることが必ず出てきます。

ヨガをすることで、すぐに何かが気持ちよくなったり
身体が変わったりするのではなく、

自分の呼吸といつもよりちょっと深く向き合うことで、
普段は奥に引っ込んでいて
意識にのぼらない自分の内側に
少しでも気づくことができればいいなと。。。

本当に、今回の震災の心の傷は
すぐによくなるなんてことはありえません。

心の正面の扉を一気に押し広げるのではなく、
その周りの無数の、
比較的開けやすい小窓を、ひとつひとつ、
ちょっと開けて
風通しをよくしていく

そんなことがヨガで出来ればと思います。


そして最後に・・・

実は今回の被災地行き、体調、絶不調で
けいこさん、考子さんには大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
遠野まで行って、整体院で電気かけて寝ていた私。
なんのためにヨガをしているんだか・・・反省しております。

917 023
孝子さんが見つけてくれた
遠野経絡院。
相沢先生、ありがとうございました。
また伺いますっ。
写真は相沢先生が経絡を勉強した
キューピーちゃん。

moriokayoga at 15:11│Comments(0)TrackBack(0) 震災後のこと 

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