October 08, 2009

フンドシの紐

午後になり、スポーツクラブ「パウ」からの帰り道辺りから雨足も強くなり、
信号で止まっていると電線がものすごい勢いで揺れています。

台風情報は、夕方から夜中にかけて最も近づくとのこと、
今日のヨガスタジオ、お休みにするべきか悩んでいました。

外に出るのも危険だし、来られない方も多いのでは・・・。

お休みすることに決めて、予約していただいている皆さんに
連絡をしようと思った矢先、携帯が鳴りました。

予約の電話です。

とってもお久しぶり、Kさんです。

「実は、外もかなり荒れて危険だし、
お休みにしようかと思っていたところなんです」

「そうですか・・・」

「明日はやりますので、明日ぜひいらしてください」

「明日はだめなんです・・・今日だったら行けるんですよ」



一度はお休みすることにして電話を切りました。


でも、すご〜く、気になりました。

「今日だったら、行けるんです」



なんだかカッコ悪かったのですが、電話をかけ直します。

「やっぱり、やります、来てください!」


もともとキャンセルの連絡は不要なスタジオです。

来られない方は来ないし、来られる人は来る。

危険ってことも考慮に入れなければならない時もあるけど、
少なくとも私はスタジオにいるべきですよね。

そして、こんな日に来てくれる方がいるというのに、
何を自分からお休みしようとしてるんだっ!

お恥ずかしい話です。




あの場所が、ヨガスタジオとして存在できるのは、なぜか?

そこが、ヨガスタジオとして存在するたった一つの証明は、

ヨガに来てくれる方がいるということ。

私がいくら一人で旗を振っても、誰も来てくれなければ
そこはスタジオでも何でもない。


フンドシの紐を締め直さなければと思った瞬間でした。



2クラスが終わる頃には台風も通り過ぎていました。

こんな日にも関わらず他にもお越しいただいた方もいらして、
感謝と共に、開けておいてよかったとひと安心、
なんだか心も軽く、帰途につきました。

本当に、お休みの連絡をする矢先のKさんからの予約の電話、
偶然ではなく、まぎれもない、ヨガの啓示だったと思います。

ありがとうございます。




追記

もちろん、状況を見ての判断、今回以上のひどい荒れ模様の場合はこの限りではありません。そして、今回の台風の被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申し上げます。


moriokayoga at 23:59│Comments(2)TrackBack(0) yoga 

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この記事へのコメント

2. Posted by moriokayoga   October 10, 2009 00:45
わらしべ長者さん

コメントありがとうございます。

相変わらず、こんなこと書いていいのかな・・・と悩みつつ書いたものだったので、
共感していただいて本当に嬉しいですっ。

でも、あの・・・あんなこと書いていてなんですが、

台風の日は休んでくださいっ!!

無理せずに〜〜。

やっぱり晴耕雨読っていいますし(ちょっと違うか)

心がモヤモヤしながら休んじゃおう・・・って思ったの、
正解だと思いますっ!!

でも私の気持ちを汲み取っていただき嬉しいです。
ありがとうございます。
1. Posted by わらしべ長者   October 09, 2009 11:19
こんな日は・・
み〜んな、休んでいるだろうなってときに、
あえて休まずやるって、大きな意味を感じます。
(もちろん、安全性に配慮して、可能であればという意味です。)
昨日、わたしも、そちらへ行こうかなと、
そう思いつつも、心がもやもやしたまま迷った末、
結局、電話をしそびれちゃいました。。
心がそう思ったら、一歩前に出てみます。
北村さんの言葉、心にしみいりました。
ありがとう^^
また、おじゃましま〜す!

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