週刊ブックレビュー
March 18, 2012
終らない物語はないから
昨日、21年間続いたNHKの「週刊ブックレビュー」が終了しました。
私が唯一、毎週録画していたテレビ番組。
終るには惜しい、とても好きな良質の番組でした。寂しいです。
昨日の最終回は21年間の振り返りでした。
3人のゲストがそれぞれ三冊のオススメの本を持ち寄って、
その内一冊をみんなで書評する番組。
司会者二人の方は三冊読まないといけない。
司会者の方々ももちろん本好きで、
児玉清さんをはじめ、素敵な人ばかり。
梯久美子さんと中江有里さんも好きでした。
梯久美子さん。
ノンフィクション作家。
上品な話し方の、
とても素敵な佇まいの方。
中江有里さん。
今回のことも書かれているブログ。
↓ ↓
Diary From Yuri
中江有里さんは2004年から5年間、
毎週っ!司会を務めていたそうで、
となると、毎週三冊読み続けていたことになる。
ご自身も30代をこの番組に費やしたと言っていました。
でも充実した期間だったのでしょう。
どんどん素敵になっていったから。
「自分にとって、この番組は一冊の本そのものだった。
今まで読んだ中で一番長い物語。
こうして今、読み終わるのが惜しいのは
その本が本当に面白くて、楽しかったから。
でも
終らない物語はないから
また新しい本に巡り会いたい。」
とおっしゃっていたことが心に響きました。
ご自身のブログにも、番組が終ってしまう寂しさと
自分の立ち位置を見据えて、
毅然と、
番組の終わりを受け入れようとする思いが綴られていました。
いつの間にか消えるようにして、
終ってしばらく経ってから気づく物語。
急に、いきなり、暴力的に幕を引かれる物語。
そして自分の意思を持って終らせる物語。
私たちは様々な物語をひとつひとつ終らせて
自分自身の全集を編んでいるんですね。
今日の番組の中で児玉清さんが
シドニーシェルダンにインタビューしていました。
「あなたはページターナー(読み出したら止まらない作家)と
呼ばれていますが・・・」
「最近、面白い本が少ない。読んでいても眠くなってしまう。
あと4,5章あり、最後まで読み終わろうと思っても
その章を読むと寝てしまう・・・。
私はそこで、もっとページをめくらせてしまう本を書きたい。
意識的に、ページターナーになろうとしているんです」
自分の人生の物語、
自分が自分のページターナーになりましょう〜っ!
素敵な番組をありがとうございました。
私が唯一、毎週録画していたテレビ番組。
終るには惜しい、とても好きな良質の番組でした。寂しいです。
昨日の最終回は21年間の振り返りでした。
3人のゲストがそれぞれ三冊のオススメの本を持ち寄って、
その内一冊をみんなで書評する番組。
司会者二人の方は三冊読まないといけない。
司会者の方々ももちろん本好きで、
児玉清さんをはじめ、素敵な人ばかり。
梯久美子さんと中江有里さんも好きでした。
梯久美子さん。
ノンフィクション作家。
上品な話し方の、
とても素敵な佇まいの方。
中江有里さん。
今回のことも書かれているブログ。
↓ ↓
Diary From Yuri
中江有里さんは2004年から5年間、
毎週っ!司会を務めていたそうで、
となると、毎週三冊読み続けていたことになる。
ご自身も30代をこの番組に費やしたと言っていました。
でも充実した期間だったのでしょう。
どんどん素敵になっていったから。
「自分にとって、この番組は一冊の本そのものだった。
今まで読んだ中で一番長い物語。
こうして今、読み終わるのが惜しいのは
その本が本当に面白くて、楽しかったから。
でも
終らない物語はないから
また新しい本に巡り会いたい。」
とおっしゃっていたことが心に響きました。
ご自身のブログにも、番組が終ってしまう寂しさと
自分の立ち位置を見据えて、
毅然と、
番組の終わりを受け入れようとする思いが綴られていました。
いつの間にか消えるようにして、
終ってしばらく経ってから気づく物語。
急に、いきなり、暴力的に幕を引かれる物語。
そして自分の意思を持って終らせる物語。
私たちは様々な物語をひとつひとつ終らせて
自分自身の全集を編んでいるんですね。
今日の番組の中で児玉清さんが
シドニーシェルダンにインタビューしていました。
「あなたはページターナー(読み出したら止まらない作家)と
呼ばれていますが・・・」
「最近、面白い本が少ない。読んでいても眠くなってしまう。
あと4,5章あり、最後まで読み終わろうと思っても
その章を読むと寝てしまう・・・。
私はそこで、もっとページをめくらせてしまう本を書きたい。
意識的に、ページターナーになろうとしているんです」
自分の人生の物語、
自分が自分のページターナーになりましょう〜っ!
素敵な番組をありがとうございました。