オーシャンズ

January 28, 2010

オーシャンズ

water68411
O氏からいただいたチケットで観てきました。
宮沢りえさんの透き通った声で語られる、
ネイチャードキュメンタリー

どうやって撮ったんでしょうっ??
驚きのカメラワーク!
海の生物たちの息遣いも聞こえてきそうな映像です。
まるで魚たちと一緒に海の中にいるようです。

それが・・・とっても怖いです。

美しい映像もいっぱいあるけどそれも・・・怖い。
なんだか観ていてザワザワするんです。
自分が海をすごく怖がっていることがよくわかりました。

海底には陸地と同じように草も生えていて
歩きながらその草を食んでいるジュゴンなんかもいて
まるで緑の草原のような場面もあったりするんですが、
終始、こんな海の中に身ひとつでいたら
どんなに怖いんだろうって考えてしまいました。
(もちろんすぐ死んでしまうんでしょうけど)

そしてその怖さ、畏怖の感情は、

自然に対する畏敬の念なんだと気づきました。

私なんかが思いもよらない、大いなるものの怖さです。

知っているようで全然知らなかった細部までが
ありありと映し出され、
自然界の大きさというか、すごさというか、
神々しさというか、
まぁなんというか、圧倒されて怖かったんです。

本当の自然と言うのは、
本当に美しい色彩を放っていて、
本当の美しさには、
しつこいですが、畏敬の念としか言い表せないような
怖さがあるような気がします。

私が日々過ごしている中での、
チマチマ考えている思考や、
すぐいい気になったり、凹んだりする感情なんかを超えたところに、

そんな思考や感情なんかのない、
ものすごく大きな海そのものの生命のサイクルがあって、
生まれては死に、
食べては食べられ、
でもそれを嘆かず、怖がらず。

すべては大きな流れの一部。

そうか、

流れに逆らおうとする気持ちがあるから怖いのかな?

海の生物たちは誰一人不平不満を言ってませんでした。

その潔さが、きらきらした生命力を放ってたのかも・・・。

そうかそうか、

私も怖がることはないんだと、自分に言い聞かせました。

敬う、恐れの感情は、

敬い、寄り添う気持ちに、

より感謝して、大切にする気持ちに変えていこう。

映画自体はより環境についてや、人間のしている残虐な行為についての
さまざまな問題提議もしています。

ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

moriokayoga at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)