August 13, 2009

古代の叡智

カルロス・ポメダ氏のタントラ講義の後、「ヨーガ・スートラ」をもう一度きちんと読みたいな・・・と思っていたところ、なんと!新訳本が出ていましたっ。

現代人のためのヨーガ・スートラ (GAIA BOOKS)現代人のためのヨーガ・スートラ (GAIA BOOKS)
伊藤 雅之

産調出版 2009-06-20
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パタンジャリの「ヨーガ・スートラ」は、
BC2〜4の間に、初めてヨガについてきちんと書かれた経典です。
(スートラとは、もともとは哲学を記した葉っぱに糸を通して冊子にするための"縦糸"の意)

私が読んだのは、佐保田鶴治先生の『ヨーガ根本経典』の中に入っているもので、初版が昭和48年。

言葉の使い方、文章がかなり難解で、はっきり言って全然理解できてないっス!

今回、この「現代人のためのヨーガスートラ」、
まだ最初の方をパラパラと読んでいるだけですが、
言い回しがわかりやすい!

2冊を比べるのは、解釈も違うということで意味のないことですが、
今またこの時代に、2000年以上前の書物の新釈版が読めるなんて、
なんて贅沢なんでしょう〜♪
ありがたいことです。

まぁ、言い回しがわかりやすければ理解できるかと聞かれれば、
全然そんなことはないでしょう。
なんせ、サマディへ至る道が書かれた実践の書です。

理解し、
実践し、
体現していかないと・・・。

死ぬまでに出来るのかな・・・フフフ(開き直りの笑いです)

少しづつ、丁寧に、この古代の叡智を、パタンジャリが書き綴った時間の流れも感じながら、読み進めていこうと思います。

1ページ目、著者、グレゴール・メーレの
「献辞」からすでに胸を打たれてしまったので、ご紹介します。


       献 辞


ブラフマン、道(タオ)、神、本源など、

さまざまな名で知られてきたすべての師に、

そして、これらの名前がなくとも依然として、

      無限で光り輝く、

力強くて静かで広大な〈空〉として私の魂に存在する、

      すべての師に捧ぐ。



moriokayoga at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) yoga 

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