April 02, 2009

自然に学ぶ

ヨガは、自然の摂理に合わせるということを、とても大切にしています。

自然の流れに寄り添う。 自然の流れと共に。

言葉だけでわかった気にならずに、自分の中で落とし込みたいと思っていて時々考えます。

前に「情熱大陸」というテレビ番組で松本隆さんが出ていたときに、『不自然なことをしない』とういうような言葉をインタビューで何度も何度も言っていて印象に残りました。

詞はどこから書くとかあるんですか?サビから? と問われ、

「そういうのって、そう考えること自体不自然。
不自然なことを全部消して、それで自然になる」と。

新たに何か吸収しようということはありますか?に対しても

「それってもう、不自然なことだよね。
何かのために、何かするって、不自然。
たとえばネタを仕込むために本読むとか。
そういう不純な動機で得た知識ってのは不純な作品しか生まない。
それもやっちゃいけないことの一つ」

詞を書くときの姿勢も、書くと2時間くらいで書けちゃうけど、
その世界に到達するまでに、長いと半年くらいかかる、と。

「何書こうっていうんじゃなくて、何か星雲みたいなものがあってさ、
モヤモヤっとしたものがあって、じっと見てるとそれが凝縮してって、
だんだんクリアになってくるわけ。
余計なものが取り除かれていって、残ったものを言葉にしてあげるって感じ」

見ていて思ったのは、この方は、

待つ人なんだと。

待つことのできる人なんだと、思いました。

待つって、結構つらかったりする。
待っても何にも得られない、何も来ないかもしれないから。

だから私なんかは、焦っちゃって、がむしゃらにワーワー走り回ったりして、
周りをかき回すこともしばしば。

自然の流れに思いっきり抵抗している・・・。

でもこの春の訪れも、

寒い冬をゆっくりゆっくり、待って待って出会えるものですよね。



あ、

でも、待つって、止まって、他力本願に依存することじゃないんですよね。

周りとの調和を図りながら、一緒に進んでいくことかな。

自然の流れは、そもそも、成長していくことだから

進化していくことだから

そして開花するものだから

この花は咲かないんじゃないか・・・
私という花は咲かないんじゃないか、と不安がってジタバタせずに、
太陽の暖かさに感謝して、恵みの雨に感謝して、自分のまわりの土の栄養を感謝して受け取って、あとは自然の流れと共に風に吹かれていればいいんですよね。


今日から新年度。

夏に鮮やかに咲かせる花の種を、自分の心に植えたいと思います。

みなさんは、どんな種を蒔きますか?

そしてどんな花を咲かせますか?




moriokayoga at 02:29│Comments(0)TrackBack(0) yoga 

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