January 30, 2009

指先の脈動感

80分のヨガクラスの最後の5分間、自分の一番楽な、快適な姿勢で、呼吸を見つめる時間をとっています。

メディテーション・・・瞑想・・・などという言葉を使うと、それぞれの人の、その言葉に対する思い込みがあったりもするので、

「ただ5分間、呼吸をみつめていきます」

とだけ、伝えています。

目を閉じて、ふんわりと手のひら、指先に意識を向けていくと、すぐに、手のひらがボワ〜ンと温かくなり、指先にジンジンと脈動が広がってきます。

homunnkurusu

皮膚からの感覚の情報を受け取っている、脳の体性感覚野の広さの比率はこんな風に
手のひらや、足、唇などは感じやすいところ。

なので、特に手のひら、指先を利用して、身体の脈動感をとらえて、それを広げていくようにします。

手のひらには空気の温かいボールがのっているような感じ。

そうすると、手とその周りの大気とに温度差も感じられ、指と指の間がひんやりと、スースーするような感覚もでてきます。

この感覚は、少しきつめのアーサナを形づくっていたりして、自分が、緊張しているな・・・力が入りすぎてるな・・・と思ったとき、

この指先の脈動感をよみがえらせて、身体の内側に意識を向けていく時にも役立ちます。

2年前、小山先生のクンダリーニJPでこのことを習った時は、


えっ??指先の脈動ですか??

全然っ、感じられないんですけど・・・みたいな、

すっとぼけた鈍感人間だった私も、どうにか少しづつわかってきました。



こういう感覚を日常に生かすということは、

例えば、何か、発表しなければならない緊張状態の時に、この指先の脈動感を自分で出してみたり、

その脈動感を味わう時の柔らかい心で、相手の気持ち、思いを汲み取っていく・・・気づきの感覚を研ぎ澄ませていく・・・ということでしょうか。



う〜ん、日々是修行です。

楽しんで精進していきたいと思います。



moriokayoga at 01:15│Comments(0) yoga 

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