July 13, 2008

クンバカ呼吸

午前中、「ゆこたんの森」で私の所属している日本ヨーガ学会の先生の講演会があり、「良かったら聞きに来ない?」とありがたいお言葉をかけていただき、手伝うわけでもないのについて行きました。

先生のお話はさすが、緩急、声調も使い分け(一人芝居などの女優でもあるので)聴いている方を飽きさせず、話の途中途中に簡単なヨガのポーズや呼吸法を取り入れ、
みなさん、終わる頃には身体もスッキリした様子。勉強させていただきました。

呼吸は吐くことが大事。
吐くことは与えること。
与えれば自然に入ってくる。

先にまず、吐く。
まず先に、自分から与える。

含蓄のあるお言葉です。

クンバカとはもともと「壺」という意味です。
壺は空っぽにすることもできるし、いっぱいにすることもできます。クンバカは、吸って止める保息(プーラカ・クンバカ)と吐いて止める止息(レーチャカクンバカ)があります。

右手を使って小鼻を閉じて、片鼻づつ呼吸していきます。
右と左の鼻孔は体の温度とエネルギーバランスを調節する働きを持っています。
左は体温の上昇を抑えて心身の鎮静作用があり、心を広げる月のエネルギーを引き込みます。
右は生命力と活力と意識の明晰さをもたらす太陽のエネルギーを引き込みます。

この両者は生命活動の上で常にバランスがとられていることが望ましいので、よっぽどのことがない限りは、どちらも同じ回数行います。

片鼻づつ意識して呼吸を行うと、脳がすっきりクリアになる感じがとっても気持ちいいですよ。

moriokayoga at 01:17│Comments(0) yoga 

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