September 15, 2011

フォト&カフェソルナにて多賀谷真吾さん写真展

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稲荷町にあるフォト&カフェ「SoLUNA ソルナ」
多賀谷真吾さんの写真展が開催されています。
よみがえれ三陸ー大震災をのりこえて

トークショーもあるということで先週の日曜日、
友人Hさんと行ってきました。

多賀谷さん、岩手が大好きで2年前から移り住んでいるそうですが、
関西の大学の先生だそうです。
ということもあってか、お話も楽しく、
岩手の魅力は話尽きない・・・という感じの1時間でした。
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岩手って、こんなにも美しい自然がいっぱいなんだと
知らないことをたくさん教えていただきました。

多賀谷さんの写真、一点、一点、とてもいいのです。
見たことのあるような風景ですが、でも、
まったく、別物だっていうような違いがある。

多賀谷さんの本当に岩手を慈しんでいる視線が伝わってきます。

一枚一枚に、力強い何かを感じました。

何かに思いを込める、
自分の大切だと思うことに
ゆっくり、時間をかけて、心を向けていく。

写真一枚は、一瞬だけど、
その一瞬のために、
その風景と長い時間を共にしている多賀谷さん自身が
写っている気がしました。

9月11日。
14時からのトークショー。

14時46分。

6ヶ月が経ちました。

みんなで黙祷しました。

岩手の山、海、川の隅々までを歩き回った多賀谷さんが、
心底惚れ込だ三陸の風景も、今は形を変えてしまいました。

でも、

今回の写真展の15点の内、
一点だけ震災後に撮られた写真がありました。

津波でなぎ倒された赤松の間から
けなげに咲いているニッコウキスゲという花。

何気なく、自然に、

黄色い花は咲いています。

後ろでは松の木々が倒れています。

枯れて土に還っていくものと、今を精一杯に咲いているもの。

震災後に一枚だけ、多賀谷さんが額に収めた風景。

私たち自身でもあるのでしょうか。

ぜひたくさんの人に見て欲しいなと思いました。

写真集と絵はがきも買いましたが、
とても素敵な写真集です。 「いわて旬華愁凍ーイーハトーブの国から」
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「いわて三陸の四季彩」という絵はがきは6枚セットで600円。
収益の50%が義援金として岩手県に寄贈されます。

19日までですが、連休もありますのでお時間あれば
ぜひ足を運ばれてみてください。

moriokayoga at 12:47│Comments(0)TrackBack(0)

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